大腿骨頭壊死症
(レッグ・カルべ・ペルテス病)

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横浜市青葉区、都筑区、緑区、港北区、川崎市の皆さんこんにちは。
横浜市青葉区市ケ尾町にある夕やけの丘動物病院 獣医師の嶋崎です。

主に成長期の小型犬で生じる、大腿骨頭が壊死してしまう病気です。レッグ・ペルテス病では大腿骨頭の血流が阻害される結果、大腿骨骨端の壊死が生じますが、血流阻害の原因は明らかではありません。遺伝的因子が示唆されているものの、発症には様々な要因が関わると考えられています。片側のみに生じることが多いですが、10~17%の症例で両側性に生じます。

主な症状としては、徐々に悪化する負重性跛行(足を地面に接着させるが、体重をあまりかけない)で、悪化すると、全く体重をかけられなくなることもあります。その他の臨床症状としては、股関節周囲の過敏症、食欲減退、股関節上の皮膚を噛む動作などがあります。股関節を触診すると必ず痛みを生じます。病気が進行すると関節可動域(動かせる範囲)の減少、筋萎縮が認められます。触診・歩行検査とともにX線検査により診断を行います。一度壊死してしまった大腿骨頭は再生せず、また進行してしまうため、治療は、基本的に外科手術が適応となります。痛みを緩和させるために抗炎症薬を用いた内科的な対症療法を行うこともありますが、跛行を軽減するためにはほとんどの症例で外科的な処置が必要になります。

大腿骨頭壊死症(レッグ・ペルテス病)の治療実績

1、左後肢跛行にて来院のケース

ヨーキー 9ヶ月 未去勢雄

10日程前から左足に体重をあまりかけないとのことでご来院。触診を行うと、左後肢の進展時に強い疼痛、また右後肢の進展時にも弱い疼痛を示しました。さらに左後肢大腿部の筋肉量の著しい減少を認めました。

来院時X線画像
左大腿骨頭の顕著な変形、骨折と筋肉量の低下、さらに右大腿骨頭も軽度の変形所見を認めました。

診断結果
レッグ・ペルテス病(両側性)

診断結果
腸管閉塞

治療内容
外科手術 大腿骨頭切除術
今回のケースでは両側性に生じていたため、より重症度の高い左後肢を先に手術を行い、その後左後肢が正常に使用できるようになってから、右後肢の手術を行うことにしました。

皮膚切開後、筋肉を順に牽引し大腿骨頭へアプローチする。

関節包を切開し、大腿骨頭を露出させる。

大腿骨頭切除後

切除した大腿骨。骨頭が著しく変形し、広範囲に壊死を起こしていた。

術後X線画像。

術後管理と予後
術後3日後から患肢を使用させ運動を行います。本症例は術後2週後には患肢の使用は改善傾向にあり、触診およびX線画像検査より異常は認められず、経過は非常に良好です。このまま積極的な理学療法を継続していくことになります。また、本症例では反対側の大腿骨頭の変形も徐々に進行してきたため、術後5週後に反対側の手術を実施する予定です。

お問い合わせ

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休診日:祝日の午後
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