潰瘍性角膜炎(角膜潰瘍)

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横浜市青葉区、都筑区、緑区、港北区、川崎市の皆さんこんにちは。
横浜市青葉区市ケ尾町にある夕やけの丘動物病院 獣医師の嶋崎です。

ここでは、「潰瘍性角膜炎(角膜潰瘍)」についての説明と、当院での治療実績を報告いたします。

潰瘍性角膜炎(角膜潰瘍)について

角膜は眼球の最も前にある透明な膜であり、「くろめ」と呼ばれる部分です。眼球内へ光を透過させ水晶体とともにピント調節をするレンズの役割と、眼球の壁の一部として目の形を保つ働きをします。この角膜が何らかの原因によって傷つくことを角膜潰瘍といいます。角膜に傷が付く原因として大きく二つに分けることができます。ひとつめが保護機能の低下、ふたつめが角膜を傷つけるような外からの力が加わること(外傷や薬剤、感染など)です。 角膜潰瘍は、角膜損傷の深さによって上皮性角膜潰瘍、実質性角膜潰瘍、デスメ膜瘤、角膜穿孔の4つに分類されます。程度や原因により治療は様々ですが、基礎疾患への対応、内科的治療(点眼薬や飲み薬)、外科的治療を組み合わせ、健常な角膜の再生を目指します。

上皮性角膜潰瘍の治療実績

1、左眼のショボつきを主訴に来院のケース

来院時の状態:
左眼の眼球結膜(白目の部分)の充血と、眼瞼痙攣(ショボつき)があり、角膜染色(フルオレセイン染色)で角膜表面の一部が染色されました。スリットランプ検査(細い光を当て角膜表面を観察)で角膜上皮のみの損傷を確認し、上皮性角膜潰瘍と診断し治療を開始しました。

左:右眼と比べて左眼の開きが悪く、ショボつきが見られました。
右:フルオレセイン染色で潰瘍部分が緑色に光ります。

治療内容
抗菌薬の点眼薬を使用し、各1日3回点眼をお願いしました。1週間後、損傷した角膜上皮が回復し、眼の充血やショボつきも完全に無くなりました。

お問い合わせ

夕やけの丘動物病院

電話番号: 045-530-9100
診療時間:9:00〜12:00、16:00〜19:00
休診日:祝日の午後
住所:神奈川県横浜市青葉区市ヶ尾町517-25

あざみ野どうぶつ医療センター

電話番号:045-530-5300
診療時間:10:00~13:00、16:00~19:00
休診日:月曜日、日曜日の午後、祝日
住所:横浜市青葉区美しが丘5-13-1 GRAN hillside 欅 1F

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