根尖周囲病巣

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横浜市青葉区、都筑区、緑区、港北区、川崎市の皆さんこんにちは。
横浜市青葉区市ケ尾町にある夕やけの丘動物病院 獣医師の最賀です。

ここでは、「根尖周囲病巣」についての説明と、当院での治療実績を報告いたします。

根尖周囲病巣について

破折(歯が折れる)や歯周病などが進行することで起きる病気です。
炎症が歯の根元まで進むと歯の根元に膿が溜まったり、頬や鼻に穴が空いたり、顎の骨を溶かして骨折が起きてしまいます。抗菌薬の投与で一時的に症状の改善が認められることもありますが、一般的には抜歯の処置が必要です。

根尖周囲病巣の治療実績

1、目の下の腫れを主訴に来院のケース

ミニチュアダックスフンド 14歳 避妊雌

来院時の状態
数日前からくしゃみと鼻汁が出る・目の下の腫れ・気にして口を前肢で掻く仕草の症状がある。

診断・処方・検査・処置
症状の部位と口腔内の状況から根尖周囲病巣を疑い、抗生物質を処方しました。
数日後、抗生物質投与により腫れは消失したが、その他歯周病変(歯肉炎など)も認められた為に、全身麻酔下で歯科用レントゲンにて確定診断と歯科処置(抜歯)を実施しました。
歯科用レントゲンでは根尖部周囲の骨が溶けている像が確認できました。

診断結果
歯周病に起因する根尖周囲病巣

治療内容
抜歯処置、抗生剤の内服投与
術後2週間後:抜歯部位に問題なく、症状再発もありません。フードも問題なく食事可能とのことでした。

わんちゃん・ねこちゃんのお悩みは当院にご相談ください!

この症例の監修

獣医師 最賀 光紀(さいが こうき)

出身校:日本大学
資格:ロイヤルカナン栄養管理アドバイザー

最賀

横浜市青葉区に2院を構える専門治療にも対応する動物病院グループです

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