消化器科で行う検査
問診
いつもの様子と異なる様子や行動をお伺いし、吐物や糞便の様子を詳細にお尋ねします。
生活環境が関与することもあります。
また、治療に繋がることの多い食事に関する情報は重要なことが多いです。
身体検査
身体の状態、体勢、口内や肛門内に異常はないかなどを視診します。
リンパ節や甲状腺のサイズ、出来物や張り具合など、腹部の異常はないか触診します。
腸蠕動の確認や、胸部の聴診をします。
便検査
便の硬さ、色、臭い、形状を肉眼で観察し、細菌の検出、寄生虫や原虫の有無などを顕微鏡で調べます。
ウイルスや細菌や原虫などの微生物に関しては必要に応じて培養を行い、原因を調べます。
血液検査
消化器疾患は血液検査のみで診断がつかないことが多く、全身のスクリーニングや他の疾患の除外のために血液検査を行います。
もしくは既に診断がついた疾患の病態をモニターするために行います。