子宮蓄膿症

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横浜市青葉区、都筑区、緑区、港北区、川崎市の皆さんこんにちは。
横浜市青葉区市ケ尾町にある夕やけの丘動物病院 獣医師の最賀です。

ここでは、「子宮蓄膿症」についての説明と、当院での治療実績を報告いたします。

子宮蓄膿症について

はっきりとした原因は不明ですが、未避妊の雌の子宮に膿が貯留してしまうことにより発症し、治療が遅れると命に関わる病気です。

出産経験のない中〜高齢の雌犬に比較的多く発症し、危険性の高い感染性の疾患です。
一般的に発情後数ヶ月後に発症し、異常に気づくのが遅くなることが多いです。
そのため病状が進行した状態で来院するケースが多くみられます。

元気消失、多飲多尿、陰部からの排膿、腹部膨満、発熱、嘔吐などが症状として認められます。

血液検査、レントゲンやエコー検査の画像診断によって診断します。
第一選択の治療法は卵巣子宮摘出術です。

子宮蓄膿症の治療実績

1、数日前より食欲不振と陰部から膿が出てきている症例

フレンチブルドッグ。5歳。雌

初診時
発熱もあり検査を実施。血液検査にて炎症を示唆する項目の異常、画像診断により子宮内に液体貯留と子宮が拡張した所見が認められました。

診断
子宮蓄膿症

治療
当日緊急手術として卵巣子宮摘出術を実施。術後3日で食欲、元気の改善が認められたため退院。

14日後
血液検査の異常値も正常値に戻り、抜糸を実施。その後経過良好です。

2週間後に抜糸を行い良好に経過しています。

わんちゃん・ねこちゃんのお悩みは当院にご相談ください!

この症例の監修

獣医師 最賀 光紀(さいが こうき)

出身校:日本大学
資格:ロイヤルカナン栄養管理アドバイザー

最賀

横浜市青葉区に2院を構える専門治療にも対応する動物病院グループです

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