5月から予約システムが変更となります。
5月以降のご予約は下記のボタンからお願いします。
ペットの健康を守るためには、日々の食事や運動だけでなく、感染症の予防も欠かせません。その中でも「ワクチン接種」は、犬や猫がさまざまな感染症にかからないようにするための重要な手段です。特に、横浜市青葉区、都筑区、緑区、港北区、川崎市にお住まいの飼い主の皆様には、地域の環境や感染症リスクを考慮した適切な予防接種を行うことをおすすめします。
ワクチン接種には、大きく分けて以下のような目的があります。
ワクチンを接種することで、特定の病原体に対する免疫を獲得し、病気の発症を防ぐことができます。感染症の中には、一度かかると重症化しやすく、場合によっては命に関わるものもあります。
ペットが感染症にかかると、同居する他の動物や公園・ドッグランなどで接触する動物に感染を広げる可能性があります。また、一部の感染症(狂犬病やレプトスピラ症など)は人にもうつる「人獣共通感染症」です。ワクチン接種によって、ペットだけでなく、周囲の人々の健康を守ることにもつながります。
感染症にかかると、治療費が高額になることがあります。また、症状が重い場合には入院や長期治療が必要になることも。ワクチンによる予防は、これらの医療費負担を減らすためにも有効です。
犬には、法律で義務付けられている「狂犬病ワクチン」と、任意接種の「混合ワクチン」があります。
狂犬病は、発症するとほぼ100%死亡する恐ろしい感染症です。日本では長年発生がありませんが、海外では現在も多くの国で発生しており、いつ国内に持ち込まれてもおかしくない状況です。そのため、生後91日以上の犬には、年に1回の狂犬病ワクチン接種が法律で義務付けられています。
犬の混合ワクチンには、5種、7種など複数のタイプがあり、予防できる病気の種類が異なります。
夕やけの丘動物病院では、5種および7種のワクチンを用意しています。
・5種ワクチン(基本の感染症予防)
・犬ジステンパー
・犬伝染性肝炎
・犬アデノウイルス2型感染症(犬伝染性喉頭気管炎)
・犬パラインフルエンザ
・犬パルボウイルス感染症
・7種ワクチン(上記に加え、レプトスピラ症の予防も含む)
・犬レプトスピラ感染症(2種類)
混合ワクチンの選択は、生活環境や活動範囲によって異なります。
・室内飼いが中心の犬 → 5種ワクチン
・散歩やアウトドア活動が多い犬 → 7種ワクチン(レプトスピラ症のリスクを考慮)
動物病院で愛犬の生活スタイルに合ったワクチンを相談しながら決めることが大切です。
猫にも混合ワクチンの接種が推奨されています。
・猫ウイルス性鼻気管炎(ヘルペスウイルス感染症)
・猫カリシウイルス感染症
・猫汎白血球減少症(パルボウイルス感染症)
これらの病気は、くしゃみ・鼻水・咳などの呼吸器症状や、下痢・嘔吐を引き起こし、重症化すると命に関わることもあります。室内飼いの猫でも、飼い主が外からウイルスを持ち込む可能性があるため、ワクチン接種は必要です。
FeLVは、猫同士の接触やケンカなどで感染し、免疫不全や腫瘍を引き起こします。外に出る猫や、多頭飼いの家庭では接種を検討しましょう。
ワクチン接種後、軽度の副反応(発熱・元気消失・食欲不振など)が見られることがあります。通常は1~2日で改善しますが、顔の腫れや呼吸困難などのアレルギー反応が出た場合は、すぐに動物病院に連絡してください。
ワクチン接種後は、激しい運動やシャンプーを控え、1日は安静に過ごさせることが大切です。
ワクチンの効果は永久に続くわけではありません。毎年の追加接種(ブースター)が必要です。接種スケジュールを忘れないように、動物病院のリマインダーサービスを利用するのもおすすめです。
ワクチン接種は、ペットの健康を守るための重要な手段です。犬・猫ともに、それぞれの生活環境に適したワクチンを選び、定期的に接種することで、感染症のリスクを減らすことができます。
夕やけの丘動物病院では、ペットの健康状態をしっかり確認しながら、適切なワクチンプランをご提案します。「うちの子にはどのワクチンが必要?」と迷ったら、ぜひお気軽にご相談ください!
あざみ野どうぶつ医療センター
電話番号:045-530-5300
診療時間:10:00~13:00、16:00~19:00
休診日:月曜日、日曜日の午後、祝日
住所:横浜市青葉区美しが丘5-13-1 GRAN hillside 欅 1F