ノミ・ダニ予防について

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ノミ・ダニとは?

ノミやダニは犬や猫に寄生し、かゆみや炎症、アレルギー性皮膚炎を引き起こすだけでなく、感染症を媒介することもあります。特にダニは貧血や重篤な病気の原因になることも。さらに、これらは人間にも影響を与えるため、しっかりとした対策が必要です。
日本の気候ではノミ・ダニは年間を通じて活動するため、室内飼いのペットでも安心はできません。飼い主の衣服に付着して持ち込まれることもあるため、油断は禁物です。

ノミ・ダニの被害

ノミがもたらす病気

皮膚トラブル

ノミの唾液がアレルギー反応を引き起こし、強いかゆみや湿疹を生じる。

貧血

吸血によって特に小型犬や子犬・子猫で貧血の原因となる。

感染症の媒介

猫ヘモプラズマ症や猫ひっかき病の原因菌を運ぶことがある。

瓜実条虫(サナダムシ)感染

ノミを摂取することで寄生虫に感染し、人にも影響を与える可能性がある。

ダニがもたらす病気

貧血

吸血による貧血のリスクがある。

感染症の媒介

バベシア症、ライム病、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)などを媒介する。特にSFTSは人にも感染するため注意が必要。

ノミ・ダニの感染経路

散歩中の草むらや公園
他の動物との接触
家の中に持ち込まれた卵の孵化

ノミ・ダニ予防の重要性

ノミは寄生後24~48時間で産卵を始め、1日に10~20個の卵を産みます。適切な環境では2~3週間で成長し、一度繁殖すると駆除が困難になります。そのため「寄生する前に予防する」ことが何よりも大切です。

ノミ・ダニの予防方法

予防薬の使用

当院では以下のタイプの予防薬を処方可能です。

スポットオンタイプ(滴下薬)
皮膚に垂らして使う。簡単に投与できるが、塗布後の接触には注意が必要。
内服薬(チュアブル)
体内で吸収され全身に作用。投与が簡単だが、アレルギー反応が出る場合もある。

予防薬は毎月1回の投与で効果を持続できます。ペットに適したタイプを選びましょう。

環境を清潔に保つ

掃除機をこまめにかける
ペットの寝具を定期的に洗う
草むらを避ける

定期的な健康チェック

毛や皮膚をこまめにチェックし、ノミやダニがいないか確認しましょう。特に耳やお腹、足の裏などを重点的に。

ノミ・ダニがついてしまったら

ノミがついた場合

ノミ取りクシでブラッシング(つぶさずに駆除する)
ノミ取りシャンプー・スプレーの使用
環境の徹底清掃(掃除機・洗濯)

ダニがついた場合

患部を消毒する
環境の清掃(バルサンなどの殺虫剤を使用する)・洗濯

しかし、これらの対策でも不十分な場合があります。まずは病院での対応が最も確実です。当院では、症状に合わせた治療、アドバイスを行いますので、お気軽にご相談ください。

ノミ・ダニ予防薬の使用時期

横浜市・川崎市周辺では、ノミやダニは一年中活動しています。そのため、通年での予防が推奨されます。
特に春~秋は活発に動くため要注意。散歩後のブラッシングや体のチェックを習慣にしましょう。
また、冬も暖房の影響でノミ・ダニが繁殖しやすく、油断できません。カーペットやソファの掃除を徹底しましょう。
当院では、ペットの健康状態や生活スタイルに合わせたノミ・ダニ予防プランをご提案しています。

予防薬の処方
予皮膚の健康チェック
予生活環境に応じたアドバイス

当院は横浜市青葉区・都筑区・緑区・港北区・川崎市の飼い主様にとって頼れる存在でありたいと考えています。
ペットの健康を守るため、今すぐノミ・ダニ予防を始めましょう!

わんちゃん・ねこちゃんのお悩みは当院にご相談ください!

この症例の監修

獣医師 松木 潤一郎(まつき じゅんいちろう)

出身校:酪農学園大学
得意分野:麻酔疼痛管理
趣味:ギター、音楽鑑賞

松木

横浜市青葉区に2院を構える専門治療にも対応する動物病院グループです

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