猫の歯周病について

こんにちは、夕やけの丘動物病院です。今回は、「猫の歯周病」についてお話しします。猫の歯周病はとても身近な病気で、3歳以上の多くの猫で見られるといわれています。見た目では分かりにくいことも多く、「気づいたときにはかなり進行していた」というケースも少なくありません。本記事では、猫の歯周病の主な原因、家庭での観察ポイント、検査・治療方法について詳しく解説します。

その症状から考えられる主な原因

歯周病は、歯に付着した歯垢(プラーク)や歯石に含まれる細菌が原因で、歯ぐきに炎症を起こす病気です。

主な原因

歯磨き不足
やわらかいフード中心の食事
口腔内の細菌バランスの乱れ
免疫力の低下

進行すると歯肉炎から歯周炎へと悪化し、最終的には歯が抜けたり、顎の骨が溶けたりすることもあります。

家庭で気をつけたい観察ポイント

日常生活の中で、以下のような変化がないかチェックしてみましょう。

チェック項目

口臭が強くなった
よだれが増えた
食べ方がぎこちない、食べ残す
口元を気にして触る、こする
歯ぐきが赤い、腫れている

猫は痛みを隠す動物なので、食欲があっても安心はできません。「なんとなく違和感がある」という段階で気づくことが重要です。

動物病院で行う検査・治療方法

動物病院では、まず視診や口腔内のチェックを行います。ただし、猫は口の中をしっかり見るのが難しいため、必要に応じて鎮静や全身麻酔下で詳しく検査を行います。

主な検査・治療

歯石除去(スケーリング)
歯周ポケットの測定
歯科レントゲン検査
抜歯(重度の場合)

特に猫では、見た目以上に歯の根の病変が進行していることも多く、レントゲン検査が重要になります。

早期に受診すべきサインとは?

以下のような症状が見られた場合は、早めの受診をおすすめします。

強い口臭がある
食べるときに痛がる
顔を触られるのを嫌がる
出血や膿が見られる

「まだ食べられているから大丈夫」と様子を見ると、治療が大がかりになることがあります。

症状別Q&A

Q. 口が臭いだけでも受診した方がいい?

A. はい。初期の歯周病のサインの可能性があります。

Q. 歯磨きできない猫はどうすればいい?

A. デンタルガムやサプリメントなど補助的なケアも有効ですが、完全な予防には歯磨きが最も効果的です。無理のない範囲で少しずつ慣らしましょう。

Q. 高齢でも治療できる?

A. 全身状態を評価した上で、安全に配慮して治療を行います。年齢だけで諦める必要はありません。

当院での診療の流れ

当院では、以下の流れで診療を行っています。

① 問診・全身状態のチェック

ご家族から普段の様子を詳しく伺い、健康状態を確認します。

② 口腔内の簡易チェック

無理のない範囲で、歯肉の炎症や歯石の付着具合を目視で確認します。

③ 必要に応じて血液検査や麻酔前検査

安全に歯科処置を行うため、麻酔に耐えられるか全身の内臓機能などを事前に精査します。

④ 全身麻酔下での歯科処置(スケーリング・抜歯など)

痛みや恐怖心を与えないよう全身麻酔をかけ、専用の器具で歯石の徹底的な除去や、必要な場合は抜歯処置を行います。

⑤ 術後のケアとホームケア指導

処置後の状態を確認し、お家で綺麗な状態を維持していくためのデンタルケアの方法をアドバイスします。

飼い主様と相談しながら、その子に合った最適な治療方法をご提案します。

猫の歯周病はとても一般的ですが、早期発見・早期治療によって進行を防ぐことができます。日頃のちょっとした変化に気づくことが、愛猫の健康を守る第一歩です。 横浜市青葉区、都筑区、緑区、港北区、川崎市周辺にお住まいで、猫ちゃんの歯周病が心配な方は、ぜひ、夕やけの丘動物病院までお気軽にご相談ください。 早めのケアが、猫ちゃんの快適な生活につながります。

横浜市青葉区に2院を構える専門治療にも対応する動物病院グループです

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