5月から予約システムが変更となります。
5月以降のご予約は下記のボタンからお願いします。
「最近元気がない」「お腹がふくらんできた」「熱が続いている」など、普段とは違う様子が感じられると、飼い主様はとても不安になると思います。特に若い猫や保護猫を迎えたばかりの方からは、体調変化について頻繁にご相談をいただきます。これらの症状の裏に隠れている可能性のある病気のひとつが、**FIP(猫伝染性腹膜炎)**です。FIPは以前までは「治らない病気」と言われていました。しかし近年では、診断・治療の選択肢が大きく進歩しています。ただし、発見が遅れてしまうと病状が進行してしまうケースもあります。この記事では、FIPの原因や特徴、治療方法、早期に気付くためのポイントをわかりやすく解説します。
FIPは猫コロナウイルス(FCoV)が体内で変異することで発症する病気です。
ここでポイントになるのは **「猫コロナウイルスに感染=FIPではない」**ということです。
猫コロナウイルスは、多くの猫が持っている一般的なウイルスで、ほとんどの場合は無症状か、軽い下痢程度で終わります。ところが、猫の体質や免疫状態などの要因が重なると、ウイルスが突然変異し、FIPへ進行してしまうことがあります。
FIPには大きく2つのタイプがあります:
お腹や胸に水が溜まり、呼吸が苦しくなる、腹部膨満が特徴。
神経や目に症状が出ることがあり、進行がゆっくり。若齢の猫・多頭飼育の環境・保護猫出身の猫に多く見られる傾向があります。
FIPの初期症状はとてもわかりにくく、他の病気にも似ているため見逃されることがあります。ご家庭で以下のような変化に気づいたら注意しましょう。
・元気がなくなった、遊ばなくなった
・食欲不振が続く
・熱が長期間下がらない
・お腹が膨らんでくる
・呼吸が早い、苦しそう
・下痢、痩せてきた
・目の炎症や視力低下
特に、“なんとなく元気がない日が続く”という初期のサインは見過ごしがちです。異変を感じたら早めに動物病院を受診することをおすすめします。
FIPの診断は1つの検査だけで確定できるものではありません。そこで、当院では複数の検査を組み合わせて診断します。
・血液検査
・超音波検査(腹水・胸水の確認)
・PCR検査
・抗体価検査
・レントゲン検査
以前は確定診断がつくと治療が難しい病気とされていましたが、近年は治療選択肢が非常に進歩しています。
・支持療法
・栄養管理
・注射や内服薬による治療
治療により、症状の改善や長期的な緩和が期待できるケースも増えています。特に早期の発見と治療開始が大きなポイントになります。
以下の症状が見られたら、放置せず早めの受診をおすすめします。
・食欲不振が数日続く
・高熱が続く
・お腹が張っている
・呼吸が苦しそう
・元気がない状態が続く
・体重減少が感じられる
猫は体調不良を隠す動物です。「様子を見ていたら治った」は通用しない病気でもあります。
FIPそのものは感染しません。ただし、元の原因となる猫コロナウイルスは他の猫に移る可能性があります。
若い猫、多頭飼育、ストレスの多い環境がリスクになります。
症状の程度にもよりますが、近年は治療により改善が期待できるケースが増えています。
変異を完全に防ぐことはできませんが、ストレス管理や衛生管理が大切です。
1. 問診・状態のヒアリング
2. 身体検査・血液検査
3. 必要に応じて超音波・画像診断
4. 治療方針のご提案
5. 定期的な通院・経過観察
病状によって必要なケアが変わるため、まずは状態を把握することが大切です。
FIPは、猫の病気の中でも特に飼い主様が不安を感じやすい病気のひとつです。しかし、近年は治療の選択肢が増え、改善したケースも多く報告されてきました。大切なのは、早期に気づき、早期に行動すること。少しでも気になる症状があれば、遠慮なくご相談ください。夕やけの丘動物病院では、横浜市青葉区・都筑区・緑区・港北区・川崎市の皆様の大切な猫ちゃんが安心して過ごせるよう全力でサポートいたします。FIPが疑われる症状があったり、気になることがあれば、まずはお気軽にお問い合わせください。
わんちゃん・ねこちゃんのお悩みは当院にご相談ください!