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犬の角膜潰瘍
「最近、うちの子が片目を細めてる」「涙が多い気がする」と感じたことはありませんか？そんなとき、もしかすると「角膜潰瘍（かくまくかいよう）」という目の病気かもしれません。角膜とは、目の表面を覆っている透明な膜で、そこに傷がつくと痛みや違和感が出てきます。放っておくと視力に影響することもあるので、注意が必要です。
主な原因
角膜潰瘍の原因はさまざまです。
・草や枝、ホコリなどが目に入ったとき
・顔をこすってしまったとき
・まつ毛やまぶたの異常（逆さまつげなど）
・ドライアイや感染症によるもの
特にパグやシーズーのような目が大きな犬種では、日常的にリスクがあります。
家庭で気をつけたいポイント
・片目だけ細めている、まばたきが増えた
・涙や目やにが多くなった
・白目が赤く充血している
・目を気にして前足でこすっている
・目を触ろうとすると嫌がる、怒る
こうしたサインが見られたら、無理に様子を見ずに早めの受診をおすすめします。
動物病院で行う検査・治療方法
動物病院では、蛍光色素を使った検査で角膜の傷の有無を調べたり、涙の量を測ったりします。治療は、抗菌点眼薬や痛み止め、場合によってはコンタクトレンズのような保護を行うこともあります。重症の場合は、外科的な処置を行うこともあります。
早期に受診すべきサインとは？
・傷が深くなって角膜が白く濁って見える
・目を開けることができないほど痛がる
・目の色がおかしい、出血がある
このような状態は緊急性が高いため、すぐに病院へ連絡を。
よくあるご質問
自然に治ることはありますか？
軽度な場合ではありますが、見た目で判断できません。放置すると悪化するため、早めの受診が大切です。
他の犬にうつりますか？
原因によりますが、一部の感染性のものでは注意が必要です。多頭飼いの場合は早めにご相談ください。
当院での診療の流れ
受付後、症状をお聞きして目の検査を行います。検査結果に基づいて、点眼治療や必要な処置をご提案します。飼い主さまが安心して治療に進めるよう、丁寧にご説明いたします。
犬の目の不調は、見逃しがちでありながらとても大切なサインです。少しでも「いつもと違うな」と感じたら、気軽にご相談ください。夕やけの丘動物病院では、横浜市青葉区・都筑区・緑区・港北区・川崎市エリアの飼い主様に向けて、わんちゃんの健康を全力でサポートしております。大切なご家族のために、ぜひ健康管理や予防のご相談もお任せください。
わんちゃん・ねこちゃんのお悩みは当院にご相談ください！
この症例の監修
出身校：酪農学園大学
得意分野：麻酔疼痛管理
趣味：ギター、音楽鑑賞
