5月から予約システムが変更となります。
5月以降のご予約は下記のボタンからお願いします。
全身麻酔を実施します。陰嚢と周囲の毛刈りを行った後、洗浄・消毒します。その後、手術用ドレープ(清潔な布)を用いて切開部周囲を覆います。
陰嚢前方の皮膚中央に一か所、直線状の切開を行います。中央に切開を行うことで、左右両方の精巣を一か所から摘出することができるため、傷は一つで済みます。また、切開線は、精巣がギリギリ通過することができる長さに留めます。
皮膚切開後、片方の精巣を切開部に寄せます。精巣は総鞘膜という薄い膜に覆われているため、この膜を電気メスで切開し剥がすことで精巣を露出します。
露出した精巣を牽引し、精管および動静脈をシーリングシステム(血管や組織束を、縫合糸を使わずに止血と切断ができる機器)を用いて切断し、精巣を摘出します。
もう片方の精巣も同じ切開部から同様の方法で摘出します。
ナイロン糸を用いて皮膚の縫合を行います。
術後10日後に、傷口が完全に治癒していることを確認し、ナイロン糸の抜糸を行います。