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「最近、耳をよく掻いている」「頭を振ったり、床にこすりつけている」
そんな様子が見られると心配になりますよね。耳は犬にとって敏感な場所で、少しの違和感が強いかゆみや痛みにつながります。放っておくと炎症や感染が悪化してしまうこともあるため、早めの対応が大切です。
犬の耳トラブルで最も多いのが外耳炎です。
子犬や新しく迎えた犬に多く見られます。黒いコーヒーかす状の耳垢が特徴で、強いかゆみを引き起こします。
耳が赤く腫れ、耳だれや悪臭が出ます。繰り返す耳トラブルの多くに関わります。
酸っぱいようなにおいやベタついた耳垢を伴い、耳をしきりに掻きます。耳が垂れている犬種でよく見られます。
食物アレルギーやアトピー性皮膚炎の一症状として耳に炎症が起きることがあります。耳以外に顔や足を掻く、皮膚全体に赤みが出るなどの症状を伴うこともあります。
散歩中に草の種や砂が耳に入り、急に耳を気にするようになることがあります。奥に入り込んだ場合は自宅での除去が難しく、炎症や感染の原因となるため病院での処置が必要です。
耳のトラブルを早く見つけるため、以下の点を日常的にチェックしてみましょう。
・酸っぱいにおいやカビ臭がする
・黒・茶・黄色の耳垢が増えている
・耳の中が赤く腫れている
・頭を振る回数が増えた
・耳を触ると嫌がる
こうしたサインがあるときは、早めに受診しましょう。
・耳鏡検査:耳の奥や鼓膜を確認
・耳垢検査:細菌・真菌・耳ダニを確認
・培養検査:原因菌を特定し、適切な抗菌薬を選択
・オトスコープ検査:拡大可能で耳の奥を詳しく観察
・専用のイヤークリーナーによる洗浄
・点耳薬(抗菌薬・抗真菌薬・ステロイドなど)
・内服薬(抗生物質、抗真菌薬、アレルギー治療薬など)
・アレルギーが関与している場合は、アレルギーに対する治療を行うことがあります
以下の症状がある場合は、できるだけ早めに診察を受けましょう。
・耳を掻いて血が出ている
・強いにおいを伴う耳だれ
・頭を頻繁に振る
・顔を傾けて歩く
・元気や食欲が落ちている
特に頭を傾けたりふらつきがある場合、中耳炎や内耳炎に進行している可能性があります。
A. 綿棒で奥まで掃除するのは危険です。耳を傷つけたり耳垢を押し込んでしまうことがあります。外から見える範囲を専用クリーナーで優しく拭く程度にしましょう。
A. 犬種や体質によります。耳垢がたまりやすい犬は定期的に必要ですが、耳がきれいな犬に過剰な掃除をすると逆効果になることもあります。
A. アレルギーや体質、耳の構造が関係している場合があります。定期的にチェックし、根本原因に合わせた治療を行うことが大切です。
犬が耳を痒がる原因は、外耳炎(耳ダニ、細菌、真菌、アレルギー)や異物などさまざまです。軽い症状に見えても放置すると慢性化し、治療が難しくなることがあります。
「耳をよく掻く」「耳のにおいや耳垢が気になる」そんなサインに気づいたら、早めの受診をおすすめします。
当院では耳鏡検査や耳垢検査に加え、オトスコープによる精密検査も行い、それぞれに合わせた治療を行っています。横浜市青葉区・都筑区・緑区・港北区、川崎市などにお住まいの方で耳のトラブルでお困りの際は、お気軽にご相談ください。
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