猫への優しさ

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私たちの想い

動物病院に行くとひどく怖がるから、連れて行くのをためらってしまう、、おうちの猫さんでそんな状況に遭遇したことはありませんか?猫さんは慣れない場所に来るとそれだけでストレスを感じることが多いため、たとえ具合が悪いときでもご来院のハードルが高くなってしまうことがあります。

私たちは猫さんのために意識を高く持ち、日々知識と技術をアップデートすることで、猫さんとご家族が安心してお越しいただける病院づくりを心がけています。猫さんについて困ったことがあれば、なんでも私たちにご相談ください。

猫に優しい動物病院です

夕やけの丘動物病院グループでは、病院の設備にも猫さんに優しい工夫がたくさん。夕やけの丘動物病院ならびにあざみ野どうぶつ医療センターの両院ともに、キャットフレンドリークリニックのゴールド認証を受けています。これはストレスに敏感な猫のための配慮を行なっている病院に対して認証されるものです。

また、猫の診療に必要な基礎知識を学び、猫の扱いを熟知したCATvocate認定を持つスタッフが複数在籍しています。

猫に優しい動物病院です

キャットフレンドリークリニック認証とは

国際ねこ医学会、isfm(International Sociery of Feline Medicine)の定める国際基準の審査を経て設備、機器、診察の質について認定を受けるものです。認証病院は、通院または入院する猫さんのストレスを軽減することを目的として、環境・施設の提供とスタッフの振る舞いや姿勢を含む基準の厳格な遵守が求められます。

具体的には、
わんちゃんと猫さんの待合エリアの分離
猫さんに優しい入院ケージ
猫さんの治療専⽤の医療設備の整備が含まれます。

そして最も重要なのは、スタッフが配慮と尊厳をもって猫さんに接することが奨励されている点です。

キャットフレンドリークリニック認証

CATvocate認定とは

JSFM(Japanese Society of Feline Medicine)が定める、猫専任従事者のことで、CAT(猫)とADVOCATE(専任従事者)からつくられた言葉です。CATvocateは猫さんの診察に必要な基礎知識を学び、猫さんの扱いに熟知した専任従事者を育成するためのプログラムです。

院にはCATvocateを取得したスタッフが複数在籍しており、獣医師も愛玩動物看護師も猫に関するプロフェッショナルとして、猫さんの心と体の健康を守ります。

CATvocate認定とは

夕やけの丘動物病院の工夫

猫さん専用の待合室(建物2F)

猫さん専用の待合室(建物2F)

猫さん専用の診察室

猫さん専用の診察室(建物2F。入院室も別です)

あざみ野どうぶつ医療センターの工夫

ゆったりとした猫さん専用の待合スペース

ゆったりとした猫さん専用の待合スペース

自由に上下横に移動できる猫さん専用入院室

自由に上下横に移動できる猫さん専用入院室

院内のちいさな工夫

キャリーケースを置く専用台 キャリーケースを置く専用台

キャリーケースを置く専用台
台に乗せてあげることで目線が高くなり、猫さんの安心につながります。

目隠し用のタオルを常備

目隠し用のタオルを常備
タオルでキャリーケースを覆い、手軽に安心空間を作ります。

院内に猫用合成フェロモン製品を設置

院内に猫用合成フェロモン製品を設置
猫さんの頬から分泌されるフェイシャルフェロモンは、安全な環境であることを確認するハッピーメッセージの効果があります。

猫さん仕様の診察

猫さん仕様の診察
わんちゃんとは診察時の声のトーンを変えたり、よりゆっくりとした動きを心がけています。また、好きなおやつを食べながら診察をすることで、病院によい印象を持ってもらえます。

不安を軽減するお薬について

どんなに通院のストレスを減らすべくお家や病院で工夫をしても、やはり動物病院はこわい、、という猫さんも少なくありません。動物病院への恐怖や不安があるペットさんに対しては、来院前にその気持ちをやわらげるお薬やサプリメントを飲んできていただくことをおすすめしています。マイルドに効いてくれるものからしっかり落ち着いてもらうものまでさまざまな種類があり、その子の病院での普段の様子や年齢、ご病気、これから行う検査や処置に合わせて合うお薬を飼い主さまと一緒に考えていきます。

たとえば検査を普通に行うとパニックになってしまう猫さんでも、お薬で気持ちをリラックスさせてあげることで、検査中の嫌な経験を学習しにくくなったり、おやつを受け入れる余裕が生まれることで、スムーズに検査が進められるようになります。

恐怖や不安を無理に我慢させるのではなく、来院から診察までできる限りストレス軽減し、猫さんも飼い主さんも落ち着いた気持ちで受診していただきたいという思いがあります。

猫さんと快適に来院するためのヒント

動物病院までの移動は、乗り物の振動や、普段聞き慣れない音、見慣れない光景で、猫さんにストレスを与えがちです。病院に行くことをポジティブな体験にするために、飼い主さまがご自宅でできる準備や工夫をお伝えします。うちの子大丈夫かな?という心配ごとがありましたら、ご来院でも私たちに遠慮なくご相談ください。

適切なキャリーを選び、猫さんをキャリーに慣れさせる

丈夫なプラスチック製、上部を取り外せる、扉の付け外しが可能
キャリーの中には猫さんが慣れ親しんだ柔らかい毛布などを敷き、お気に入りのおもちゃやおやつを入れる
普段から猫さんがすごすお部屋にキャリーを置いて、安心できる休息場所になるように促す

移動

猫さんをキャリーに入れる15分前にフェロモン製剤をスプレーする、またはスプレーしたタオルでキャリーを覆う
キャリーに入れる際は静かに穏やかに(キャリートレーニングで自ら入ってくれるのが理想的です)
キャリーを持ち運ぶときは、下側を支えて水平に保ち、中にいる猫さんが不安定にならないように
移動中にキャリーの揺れが最小限になるように固定(車では後部座席の足元が理想的です)
キャリー内の温度や換気にも配慮

来院したら

キャリーを目隠しタオルで覆い台の上に置く
呼び出しブザーをお渡してお車の中でお待ちいただいてもok
診察室に入ってもすぐには猫さんをキャリーから出さず、スタッフとのお話の間、扉を開けて落ち着くのを待つ
診察台では、持参のタオルで包んであげたり、お気に入りのおやつを使いながら診察すると安心

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