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横浜市青葉区、都筑区、緑区、港北区、川崎市の皆さんこんにちは。横浜市青葉区市ケ尾町にある夕やけの丘動物病院です。
ペットである動物の高齢化に伴い、心臓病の症例数は増加しています。初期は無症状であることが多く、最近疲れやすくなった、咳をするなど「歳のせいかな?」と見逃されてしまうことも少なくありません。
また猫においては9歳以上になると約30%が心筋症にかかっているという報告があります。気づいた時にはすでに重症化していることがあるため、早期発見早期治療が重要となります。気になる症状がある、心雑音を指摘された、好発犬・猫種である、シニア健診として、まずはお気軽にご相談ください。
・僧帽弁閉鎖不全症:小型犬に多く、6歳以上になると罹患率が増加します。
キャバリア・キングチャールズ・スパニエル、チワワ、マルチーズ、トイプードル、ヨークシャーテリア、シーズー
・心筋症:アメリカンショートヘア、ラグドール、メインクーン、ブリティッシュショートヘア、スコティッシュフォールド、ペルシャ、ヒマラヤン、ノルウェージャンフォレストキャット
・疲れやすい
・咳をする
・呼吸が速い、苦しそう
・失神
・お腹が張ってきた
・浮腫み
まずは丁寧な問診を心がけています。いつからどのような症状があるのか、犬種や猫種、年齢などからヒントをもらい、必要な検査を飼い主様とご相談していきます。心臓病の動物は緊張や興奮により状態が悪くなってしまう危険があるため、動物の性格も考慮して検査内容をご提案しています。
呼吸様式、粘膜の色、心雑音やリズムの乱れがないか、肺音の聴診などを行います。
・血液検査:心臓に影響を及ぼす甲状腺疾患や腎臓病などがないか、心臓薬に対する副作用がでていないかを確認します。また心臓バイオマーカーが測定できるようになり、心臓への負担を推測できるようになりました。
・胸部レントゲン:心臓の大きさや形、気管や肺の様子(気管虚脱や肺水腫など)、肺炎や腫瘍性病変など心臓病以外の疾患の有無などを観察します。
・血圧測定:心臓病では血圧が高くなる傾向があり、それによりさらに心臓に負担をかけてしまいます。血圧測定により治療薬の選択や治療の効果判定の一助になります。
・心電図検査:心筋からの電気的活動を記録して、心臓の負担を推測したり不整脈の有無を確認します。
・心エコー図検査:心臓内の構造、リアルタイムな動きを観察することで、先天的な異常や弁膜症などを評価します。
これらの検査を組み合わせて多角的に見ていくことで、今の心臓の状態を把握して治療法の選択や治療の効果判定を行っています。
問診、聴診、症状、各種検査などから総合的に診断をします。
他の疾患との鑑別、呼吸器やホルモン、腎臓病など他の疾患を併発している場合もあります。
循環器の診療においてはできる限り丁寧にわかりやすくご説明し、病気について飼い主様にしっかりとご理解いただけるように努めています。長期で付き合っていく病気であるからこそ、飼い主様と獣医師の二人三脚で治療していくことが不可欠だからです。
動物の性格やご家庭のライフスタイル、飼い主様のご意向をお伺いして、動物とご家族にとってできる限り負担が少なく、より良い治療方針をご相談していきます。
また、心臓外科やペースメーカーなどの高度医療が必要な際には、二次診療施設をご紹介させていただくことがございます。心臓病と診断され、変化してく病状にご不安になられる飼い主様も多くいらっしゃいます。そんなご家族のお気持ちに寄り添い、動物達が少しでも楽に普段の日常がおくれるようお手伝いができれば幸いです。
あざみ野どうぶつ医療センター
電話番号: 045-530-5300
診療時間:10:00~13:00、16:00~19:00
休診日:月曜日、日曜日の午後、祝日
住所:横浜市青葉区美しが丘5-13-1 GRAN hillside 欅 1F