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こんにちは、横浜市青葉区、港北区、緑区、川崎市、あざみ野を中心に活動している夕やけの丘動物病院グループです。当院では、地域の飼い主さまとその大切な家族であるペットたちが健康で幸せに暮らせるようお手伝いしています。本日は、犬や猫の避妊手術について、それぞれの特性に焦点を当てながら詳しく解説します。避妊手術は健康面だけでなく、行動面や地域社会にも良い影響を与える大切な施術です。
犬の女の子に避妊手術を行うことは、健康面や行動面でさまざまなメリットをもたらします。
女の子の犬が初めての発情期を迎える前に手術を受けると、乳腺腫瘍の発症リスクが90%以上も減少します。発情を繰り返すごとにこのリスクは高まるため、早期手術が推奨されます。
中高齢の犬に多く見られる子宮蓄膿症は、命に関わる可能性がある深刻な病気です。避妊手術によって卵巣と子宮を摘出することで、このリスクを完全に回避できます。
発情期中、犬の女の子はホルモンの影響でイライラしやすくなったり、不安定な行動を見せることがあります。避妊手術によってホルモンの変動を抑え、穏やかな生活を取り戻すことができます。
発情期に特有の行動(男の子の犬を引き寄せるフェロモンの発散や外に出たがる行動など)が見られなくなり、生活環境が落ち着きます。
猫の女の子の場合も避妊手術は健康面、行動面で多くのメリットをもたらします。
女の子の猫でも乳腺腫瘍は発生しますが、避妊手術を行うことでそのリスクを大幅に低下させることができます。特に発情期を迎える前の手術が有効です。
卵巣腫瘍や子宮蓄膿症といった病気は、避妊手術によって完全に予防可能です。
発情中の女の子の猫は、昼夜を問わず大きな声で鳴き続けることがあります。この行動は避妊手術によって防ぐことができます。
発情期中の女の子の猫は、外に出たがる衝動が強くなり、脱走による交通事故や男の子の猫との接触のリスクが高まります。避妊手術によってこれらの行動が抑えられ、室内での安全な生活を保つことが可能です。
特に外飼いの猫の場合、避妊手術を行わないと望まれない妊娠が繰り返され、結果的に野良猫の増加や地域環境の問題を引き起こす可能性があります。手術を行うことで、こうした問題を未然に防ぐことができます。
避妊手術は安全性の高い手術ですが、以下のような手順で進められます。
血液検査や健康チェックを行い、手術に耐えられる健康状態か確認します。当院ではレントゲン検査も行うことで、麻酔中に大事になってくる心臓や肺に異常がないかをしっかりとチェックしています。
全身麻酔を使用し、卵巣や場合によっては子宮も摘出します。手術は通常1時間以内で終了します。
手術後は一泊入院や自宅での安静が必要です。傷口のケアや飲み薬についても獣医師が指導します。
避妊手術のタイミングは、個体や生活環境によって異なりますが、一般的には生後6か月から1歳までに行うのが理想的です。特に初めての発情期を迎える前に手術を行うことで、乳腺腫瘍のリスクを大幅に減らせます。
犬と猫では発情の頻度や行動が異なり、手術を考える際に知っておくべきポイントがあります。
発情期は年に1~2回ですが、発情中は避妊手術を避けたほうが良いことがあります。ホルモンの影響で出血量が増えるためです。
発情期は複数回あり、外に出る猫の場合、妊娠のリスクが高まります。そのため、早めの手術が推奨されます。
性格そのものが変わることはありませんが、発情期に見られるストレスや過剰な行動が落ち着き、穏やかな性格になることが多いです。
手術後はホルモンバランスの変化により代謝がやや低下することがあります。そのため、適切な食事管理と運動が重要です。
傷跡は小さく、時間が経つと目立たなくなります。特に最新の縫合技術を使うことで美しい仕上がりが可能です。
避妊手術は、ペットの健康を守り、ストレスを軽減し、より良い生活を送るための重要な選択です。また、地域社会への貢献という観点からも非常に意義深い施術です。
当院では、避妊手術に関する丁寧なカウンセリングを行い、事前検査から術後ケアまで一貫したサポートを提供しています。ご不明点があれば、どうぞお気軽に夕やけの丘動物病院までご相談ください。
あざみ野どうぶつ医療センター
電話番号:045-530-5300
診療時間:10:00~13:00、16:00~19:00
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住所:横浜市青葉区美しが丘5-13-1 GRAN hillside 欅 1F