犬回虫症

ホーム > 診療について > 消化器科のご紹介 > 犬回虫症|獣医師が解説|横浜市青葉区の夕やけの丘動物病院

横浜市青葉区、都筑区、緑区、港北区、川崎市の皆さんこんにちは。
横浜市青葉区市ケ尾町にある夕やけの丘動物病院 獣医師の安部です。

ここでは、「犬回虫症」についての説明と、当院での治療実績を報告いたします。

犬回虫症について

犬回虫の感染によって起こるこちらの病気は、お家にお迎えしたばかりの犬でよくみられる感染症です。それは母犬の胎盤や母乳を介した感染や、家に迎えるまでの環境において、経口感染(口から感染すること)をするためです。

犬回虫に感染すると腸内環境の乱れから下痢をすることもあれば、硬い良い便のまま、ある時急に回虫の虫体が便と一緒に排泄されたり、口から吐き出される場合もあります。

虫体が目視で確認されたり、便検査において犬回虫の虫卵がみとめられた場合には駆虫薬で治療をしていきます。

市が尾駅 車で4分

夕やけの丘動物病院

Sunset Hills Animal Clinic

夕やけの丘動物病院

あざみ野駅 徒歩8分

あざみ野どうぶつ医療センター

Azamino Animal Medical Center

あざみ野
どうぶつ医療センター

犬回虫症の治療実績

1、生後2ヶ月齢検診時の糞便検査で虫体が確認されたケース

ラブラドール・レトリーバー。2ヶ月齢。雄

検診時
混合ワクチン接種予定でしたが、感染症のチェックのためにご持参いただいた便の中から、全長約5cm程度の線虫がみとめられました。この日、便自体は下痢ではなく、直接塗抹法(主に細菌バランスを観察するための検査)と浮遊集卵法(虫卵を検出するための検査)において虫卵は検出されませんでした。月齢と虫体の様子から犬回虫症と診断し、内服薬にて消化管内に寄生する犬回虫を駆虫することとしました。

診断
犬回虫症

治療内容
駆虫薬を月に1度内服

7日後
直接塗抹法と浮遊集卵法の糞便検査において回虫の虫体および虫卵は検出されませんでした。念のため1ヶ月後の再検査をご案内しました。

21日後
再検査の日程より前に、便に虫体が混じっていたとの主訴で来院されました。
直接塗抹法と浮遊集卵法いずれの糞便検査においても虫卵が検出され、前回とは異なる駆虫薬を処方しました。

31日後
糞便検査にて、回虫はみとめられなくなりました。

わんちゃん・ねこちゃんのお悩みは当院にご相談ください!

この症例の監修

獣医師 安部 未麗(あべ みれい)

出身校:東京農工大学
資格:ねこ医学会認定 CATvocate
所属学会:日本獣医動物行動研究会
所属団体:東京農工大学動物医療センター 動物行動科 単科研修医
飼っている動物:ジャック・ラッセル・テリア、ピンクのコーンスネーク

安部

横浜市青葉区に2院を構える専門治療にも対応する動物病院グループです

TOPへ戻る