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横浜市青葉区、都筑区、緑区、港北区、川崎市の皆さんこんにちは。
横浜市青葉区市ケ尾町にある夕やけの丘動物病院 獣医師の安部です。
ここでは、「犬回虫症」についての説明と、当院での治療実績を報告いたします。
犬回虫の感染によって起こるこちらの病気は、お家にお迎えしたばかりの犬でよくみられる感染症です。それは母犬の胎盤や母乳を介した感染や、家に迎えるまでの環境において、経口感染(口から感染すること)をするためです。
犬回虫に感染すると腸内環境の乱れから下痢をすることもあれば、硬い良い便のまま、ある時急に回虫の虫体が便と一緒に排泄されたり、口から吐き出される場合もあります。
虫体が目視で確認されたり、便検査において犬回虫の虫卵がみとめられた場合には駆虫薬で治療をしていきます。
ラブラドール・レトリーバー。2ヶ月齢。雄
検診時
混合ワクチン接種予定でしたが、感染症のチェックのためにご持参いただいた便の中から、全長約5cm程度の線虫がみとめられました。この日、便自体は下痢ではなく、直接塗抹法(主に細菌バランスを観察するための検査)と浮遊集卵法(虫卵を検出するための検査)において虫卵は検出されませんでした。月齢と虫体の様子から犬回虫症と診断し、内服薬にて消化管内に寄生する犬回虫を駆虫することとしました。
診断
犬回虫症
治療内容
駆虫薬を月に1度内服
7日後
直接塗抹法と浮遊集卵法の糞便検査において回虫の虫体および虫卵は検出されませんでした。念のため1ヶ月後の再検査をご案内しました。
21日後
再検査の日程より前に、便に虫体が混じっていたとの主訴で来院されました。
直接塗抹法と浮遊集卵法いずれの糞便検査においても虫卵が検出され、前回とは異なる駆虫薬を処方しました。
31日後
糞便検査にて、回虫はみとめられなくなりました。
あざみ野どうぶつ医療センター
電話番号:045-530-5300
診療時間:10:00~13:00、16:00~19:00
休診日:月曜日、日曜日の午後、祝日
住所:横浜市青葉区美しが丘5-13-1 GRAN hillside 欅 1F